Vita/3DS/STEAM「ZERO ESCAPE 刻のジレンマ」ネタバレありプレイ感想!

2016年7月4日月曜日

ZEROESCAPE刻のジレンマ(極限脱出)攻略

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Vita/3DS/STEAMで発売されたZERO ESCAPE 刻のジレンマ。
3DS版をクリアしたので、恒例のプレイ感想を記載しておきます。
・極限脱出シリーズ9時間9人9の扉/善人シボウデスクリア済み。

極限脱出シリーズ最新作
DSで発売された「9時間9人9の扉」、Vita/3DSで発売された「善人シボウデス」の続編である今作。
9時間9人9の扉、善人シボウデスの一部キャラクターが引き続き登場する。
大雑把なあらすじは、とある施設に閉じ込められた男女9人がデスゲームに強制参加させられ、そこから脱出を目指すというもの。
ゲームの流れは、ストーリーを読み進める>クエストパートで謎解き>ゲームの結果でストーリー分岐といたものになっている。
ストーリーの流れは時系列順ではないものの、フローチャートで時系列が補完されている。
フローチャートからそのシナリオへ飛ぶことができるため、再度謎解きをする必要がないため、フローチャートを埋めやすい。
クエストパートのパズルなどの謎解きは、簡単すぎず、難しすぎずでちょうどいいように感じた。

前作ではプレイヤー視点だったシグマが実は爺といった叙述トリックが使われていたが
今作でも、ヘルメットの少年=9人目の参加者であるQと思わせておいて、実はプレイヤーの視界に入らない位置に本当の9人目の参加者Q(10人目の登場人物)がいるといった叙述トリックが仕掛けられている。
ゲーム本編内ではヘルメットの少年に対して登場人物はQと一切呼ばなかったり、10人目の登場人物がいるような伏線は貼られているが…
公式サイト/ゲーム情報サイトの紹介記事、またはゲーム情報サイトのインタビューなどだとヘルメットの少年=Qと紹介してしまっているため、少々アンフェアな気がしなくもない…。
前作もプロモーションビデオのアニメでシグマが若かったりしたので気にしてはいけないのかもしれない…。

本当に完結作?
ゲーム情報サイトやゲーム誌などによると今作は極限脱出シリーズ完結作と紹介されている。
しかし、完結していない…。
一応フリーザソウルの教祖ブラザーであるデルタと対峙したり、茜と淳平が結婚したりという意味では、完結してはいるものの、
・17年前の事件の残りの人物
・フリーザソウルの集会、それに参加することになる茜
・世界を滅ぼす狂信者
・高度な文明を持った13指の知的生命体(宇宙人?異世界人?)
・カルロス/茜/淳平/Q/ミラ/エリックのその後が書かれているのに、シグマ/ファイ/ダイアナのその後は不明
など今作だけでも未解決の謎が結構あるように感じる。
また、シリーズ作をプレイしたのが、だいぶ前になるため、うろ覚えですが
・若いシグマ、K、四葉、アリスはどうなったのか
・ブラザー以外のフリーザソウルの面々
など、過去作の謎も解明されていないように思います。
とはいえ、完結作として作ったためか
・高度な知的生命体が残したトランスポーターという現在過去未来平行世界の好きなところへ複製(人含む)を送れる機械
・特殊な才能がほしいと思われたシフトという能力が全員使えるように
・ブラザーは120を越える長齢でマインドハックという超能力持ち
・マインドハックは、人の知識・思考を全て読み取れ、且つ少しだけなら操れる
・形態形成場やシフトと同程度のことができるっぽい量子コンピューター
など前作以上にインフレしてるというか設定を盛りすぎな感がある。
個人的に、トランスポーター使って過去に送ったシグマとダイアナの子供が、ファイとデルタというのはなんか腑に落ちない…。
今作になって、ファイの眉毛が真っ赤になって、途中で急にファイが私は実は赤毛なんだと告白したりと、なんかちょっと唐突だった…。前作からそれならまだ納得できなくもないが…。

その他気になった点
・シネマパートでメッセージ送りができない
ストーリーを読み進めるパートがシネマパートというものになり、自分のタイミングで読み進めることができない。
説明台詞が多いため、ボイス任せの今回の形式は正直微妙に感じる。
スキップと過去ログがあるため、ある程度スキップ→過去ログを読むといった形でできなくもないが不便。
・クエストパートのタッチによる調べるが難しい?
旧3DSでのプレイだが、妙にクエストパートの調べるときのタッチ範囲が一部狭く感じた。
・シネマパートの動きがひどい
キャラクターの表情や、動きが悪く、シリアスなシーンでもギャグっぽくなってしまっているところが多々ある。
・描写不足
ミラという人物の心変わりなど

総評:クリフハンガー?俺達の戦いはこれからだ?
ブラザーやファイの正体などが判明するなど完結編らしく大きな謎が解明しているものの、いくつかの謎は解明していない。
最後はブラザーに銃を突き付けて撃つかどうかというところでスタッフロールが流れて終了と、ブラザーの生死は不明で終わっている。
海外ドラマでもたまに見られる、続きが気になるところでシーズンが終わるクリフハンガーと呼ばれる手法になっている。
また、未来を変えるために決意を固めるといったのが今回達成されたことで、未来はまだ変わったかどうか不明であるため、いわゆる俺達の戦いはこれからだENDにもなっている。
そのため、読んでいる途中は面白いものの、読後感があまりよくない。
9時間9人9の扉が2009年、善人シボウデスが2012年、今作が2016年…。
次があるとしたらまた3~4年後なのだろうか…。

個人的に、前作前々作のキャラクターデザインの西村キヌ氏の絵が好きだったので、今作で変更されたのは残念。

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