PS4/Vita/Xone「オカルティック・ナイン」クリア記念ネタバレありプレイ感想!

2017年11月10日金曜日

ゲームプレイ感想

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オカルティック・ナインをクリアできたので恒例のプレイ感想を記載しておきます…。
ゲーム:PS4版でプレイ。トロフィーコンプリート済み/アニメ:視聴済み/小説版・コミック版は未読での感想です。

▼オカルト+SF?超常科学を題材にしたADV
今作は、都市伝説などオカルトを題材にしたまとめブログ管理人が主人公の吉祥寺を舞台にしたアドベンチャーゲーム。
まとめブログの管理人、巨乳霊能媒介者、理論派大学生、人気ニコ生配信占い師、意味ありげなBL同人作家、童顔刑事、黒魔術代行屋、オカルト雑誌記者といった個性的な面々が、「幽霊」に関わる一つの大事件に巻き込まれていくといった話。
メディアミックス企画で、ゲーム以外では既に小説版・コミック版・アニメ版と様々な媒体で出ている。

アニメ版では、それぞれの視点で進んでいく群像劇のような形だったが
ゲーム版では、主人公の視点で進んでいく形になっている。
ゲームとしては、基本的にストーリーを追っていくだけのアドベンチャーゲームだが、
・主人公のブログの記事によってルートが変わる「アフィトリガー」
・主人公の持っているラジオ「スカイセンサー」のチャンネルを合わせると聞ける収集要素のミニドラマ「マママ」
といった要素がある。

▼気になった点あれこれ
正直なところ、かなりモヤモヤしている…。
・ED
トゥルーEDはアニメとほぼ同じ。
ノーマル4個の内3個はキャラ個別ルートだが基本的にちょっとバッドエンド気味。
特にみゅうポムのルートは、みゅうポムが精神崩壊してしまうこともあり、生存しているとはいえ完全なバッドエンドに思える。
トゥルーED後に見ることが出来た残りの1つのノーマルEDは、メインはほぼ全員生存するものの「俺達の戦いはこれからだ」的なEDになっている。
そのため、どうにもスッキリしない…。
トロフィーコンプリートしたものの、隠しルートでもあるんだろうか…?と思うくらい消化不良気味。
追記:「俺達の戦いはこれからだ」EDという点は変わらないが、少しだけ展開がよくなったルートがあった…。ちょっとだけスッキリ。それでも消化不良感はある…。
・共通部分が多い?
どのルートでも話の展開に似たような部分が多く、共通部分が多い印象を受けた。
・ルート分岐が分かりづらい
上記したように主人公のブログの記事によってルートが分岐する「アフィトリガー」と言ったシステムなのだが、非常に分かりづらい。
ストーリー中特定のキーワードを9つまで記憶することができ、このキーワードの組み合わせで記事を作成できるのだが、まともな記事になることがない…。
私のプレイでは、ノーマル3つの分岐に関する物以外は不明…。
もしかしたら、これの組み合わせ次第で隠しとかあるのかな…?という期待をしてしまうが、検証しづらい…。
一応アフィトリガー以外だと、マママがトゥルー・ストーリーのゴースト・ダブルorオカルティック・ナインのルート分岐に関わっている感じはする…。
・スカイセンサー/マママ
ストーリーの特定のタイミング(次へが黄色くなる時)にスカイセンサーを操作すると、劇中深夜アニメ「マスターマストマーダー(略称マママ)」のミニドラマを見ることができる。
マママだけで30話もあるので、おまけとしては非常にボリュームがある。
しかし、本編と無関係で作風も違う内容になっている上に、それを探す作業も煩わしいため、本編を読み進める邪魔になってしまっているように感じる。
特定のTIPSを読んだら解禁出来てあとでEXTRAで見れるとかでも良かったような…。
・西園は何者…?
アニメを見た人ならおそらく気になるであろう、BL同人作家である西園梨々華。
ゲームでも西園の描いたBL同人が預言書のような役割をしていて、西園本人も出番は少ないものの意味ありげなセリフを残していくが、最後まで謎の人物のままで終わってしまう…。
バッドエンドでの描写などを見ると単なる予知能力者・預言者というわけでもなさそうだし…結局何者なの…?
西園以外にも作中では説明されてない事柄がいくつかあるので、そういった点でも消化不良感がある。

▼総評:アニメで期待値を上げすぎた?
主人公の身近で起きる怪事件、それが実は巨大な陰謀に繋がっている…というような展開は個人的に凄い好み。
世界観やキャラクターも好み。
それだけにかなりがっかりしてしまった…。

上でも記載した通り、アニメの内容=ゲームのトゥルーストーリー・トゥルーEDの内容になっている。
そのため、ゲームの発売より一年ほど前に放送されたアニメの内容を追いかけるような状況になってしまったので、新鮮味がない…。
アニメにはないルートもあるのだが、共通部分が多く、どれもスッキリするEDではないため、モヤモヤしてしまう。
アニメ(=ゲームのトゥルールート)自体もビターエンドっぽい雰囲気があり、ベストエンドがあるのでは…?と期待してしまったことが、がっかりした一番の要因かもしれない。
アニメの続きが見れると思ってただけに残念…。
せめて全員生存するノーマルED「オカルティック・ナイン」が、俺達の戦いはこれからだで終わるのではなく、しっかりと続きがあれば…。
11/10追記:オカルティック・ナインに2種類のルートがあることが確認できました。
俺達の戦いはこれからだEDなのは変わらないが、すこしだけスッキリできた…。

あと個人的にゲームもアニメと同じ群像劇のほうが良かったように思います。
キャラクターではガモタンとりょーたすのカップリングが特に好きなので、ガモタン視点自体に不満があるというわけではないのです。
ゲーム版はガモタン視点固定なせいか、色々と描写不足に感じました。
街や428みたいな形式なら色々な視点から楽しめたのではないでしょうか。

そんなわけで、個人的には色々と惜しい作品といった印象に…。
各キャラクター同士の掛け合い/やり取りはよかったので、非常に色々と勿体無い…。
アニメを見ていなかったら、また評価が変わったのかなーとも思います。

…隠しルートあったりしないのかなぁ…。

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