Steam「Nitro Express（ナイトロエクスプレス）」プレイ感想

かわいいピクセルアートが気持ちいい2Dガンアクションゲーム「ナイトロエクスプレス」をクリアしたのでプレイ感想を記載しておきます。

攻略は別ページに記載。
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ピクセルアート最高！近未来の東京を舞台にした警察部隊バディ物

今作のストーリーは、「コンパニオン」と呼ばれる自立型ドローンが普及した近未来の東京を舞台に、コンパニオン対策を専門にした警察部隊「例外車両処理班」の朝比奈陽子と夜行環のバディ物。

シリアスではなくコメディ/パロディ要素が強く、テンポがよく勢いがあって楽しいストーリーになっている。

ストーリーイベント以外に、無線を使うことで状況に応じた会話イベントを見ることもできる。
ボス戦のヒントをくれることも。

キャラクター、メカ、背景、カットシーンなどどれも非常に素晴らしい出来のドット絵で、見ていて気持ちの良いものになっている。

癖強2Dガンアクションゲーム

今作は、主人公である朝比奈陽子を操作し、マシンガンやライフルなどの銃器やグレネードや地雷などのガジェットを使って暴走したコンパニオンを倒す2Dガンアクションゲームになっている。
ステージ開始前に銃器やガジェットはそれぞれ12種類の中から2つずつ選択し、武器を使い分けてステージを攻略していく形になっている。

操作はクセが強いので、慣れるまで少し困惑すると思われる。
コントローラー操作の場合照準は右スティックで行うため、慣れるまでちょっと大変。
個人的にはキーボード＆マウス操作だとマウスで照準を動かせる分プレイしやすかった。
また、デフォルトの設定だとやりづらい部分があるものの、Optionの項目を変更することでプレイしやすくなった。
例えば、デフォルトの設定だとしゃがみボタンを押しながら左or右でローリング回避行動を行うのがとっさに出しづらい。
これはOptionの設定でしゃがみをボタンではなく下入力で行えるように変更すると、斜め下でローリング回避出せるようになり、とっさに出しやすくなる。

ボリュームとしては、ストーリー8個、ミッション20個。
プレイ時間は5～10時間程度（ストーリークリアだけならもっと早いと思われる）。

釣りやホームラン競争的なミニゲーム要素のあるミッションや、延々と続くサバイバルミッションなどやり込める要素あり。

意外と相性ゲー

敵によって有効なガジェットが異なり、それを使うかどうかで難易度が大きく変わる。
敵の出現量が多かったり敵が妙に固めだったりで、回避行動としてローリング回避があるもののあまり性能が良くなく敵の攻撃に引っかかりやすいのもあって、銃だけで立ち回ろうとするとかなり厳しい。
敵に有効なガジェットを使うと一気に楽になる。
例えば、1面や2面のボスは対戦車地雷を使うと瞬殺できたり、雑魚が多い場面では貫通して攻撃できる火炎放射器が有効など。

また、ボス戦は円筒部分に一定ダメージを与えるとダウンが取れる。
この円筒部分はEMP DRONEを使うとダウンを取りやすい傾向にある。
ダウン中は円筒部分に攻撃できなくなるため、他の弱点部位を別のガジェットで攻撃する必要がある。
ボスによって弱点部位は違うため、それを知るのも重要な要素になっている。
例えば、上記戦車は背面、ヘリコプターのボスはローターが弱点。

ただし、やり込み要素の延々と続くサバイバルミッションは出てくるボスがランダムな上に深く潜ると2体同時に出現するため、ガジェットを使い分けて倒すと言ったことが難しく、雑魚敵も非常に多く出現するため、ストレスが凄い。

金策も大事

銃器やガジェットはステージ開始前に購入することで解禁できる。
上記したようにガジェットで大分難易度が変わるため、お金稼ぎも重要になる。
ステージクリア時のスコア=お金になるのだが、ストーリーでは比較的入手量が少なめ。
ミッションは比較的お金を入手しやすく、短時間でクリアできるものが多い。
ストーリー全部クリアした後にミッションに手を付けるのではなく、ミッションでお金を稼いでストーリーを進めるといった流れがオススメ。
一度クリアしたストーリーやミッションは何度もプレイ可能なので、短時間にクリアできるミッションを繰り返すとお金を稼ぎやすい。
一応連射コントローラーを使えば、ボタン連打のミニゲーム報告書作成でお金を稼ぐこともできる…らしい。

画面設定やキーコンフィグなどはF1キーで

今作の画面サイズの設定や画面揺れ無効化、キーコンフィグなどはOptionではなくF1キーを押すと出てくるメニューバーの設定から行えるようになっている。
画面サイズは、Escキーを押すことでウィンドウズモードにすることも可能。

その他気になった点

妙に処理が重いときがある？

フレームレートはあまり高くない？のだが、妙に処理落ちするときがあった。
これは私が性能の低いミニPCでやってるからかも？

攻撃が避けづらい

プレイヤーキャラの移動速度は遅めでジャンプやローリング回避には硬直もあるため、敵の攻撃にひっかかりやすい。
ダウンしない程度の攻撃に1回ひっかかると連続で喰らって大きく体力を減らされることも。
ダウンすると一応無敵時間はあるものの、復帰が遅めに感じる。
また、弾やら爆発やら雑魚敵やらがワラワラ集まったりで画面がごちゃごちゃになって、敵の攻撃を避けるのはかなり厳しい。

フレンドリーファイア

一部ガジェットの攻撃がプレイヤーキャラにも当たる。
車など設置物の爆発もプレイヤーキャラにも当たる。
また、銃弾を反射する装甲を持っている敵がたまにいるのだが、敵の弾と跳弾と自身が撃った弾が分かりづらい。
上記した通り攻撃が避けづらいため、フレンドリーファイアでストレスになる場面も。
一応、敵の攻撃も敵に当たるものがあるため、プレイヤーキャラのみ不利というわけでもない。

リロードキャンセル

銃のリロード中にローリング回避をしてしまうと、リロードが初めからやり直しになるため、リロードに時間がかかる銃が使いづらい。
一応ジャンプならリロードをキャンセルしないため、リロードはジャンプの移動で避けるといった手もなくはない。

画面が左右に動く

プレイヤーキャラが向いている方向に画面が広く表示される。
そのため、反対方向を向くと急に画面が大きく反対側に動く形になるため、少々画面酔いしやすいかも。

総評：クセは強いが魅力あり

操作のクセが強くアクション面でストレスに感じる部分はあるが、ガジェットやボスの特性を理解すると瞬殺できたりするので爽快感もあり、慣れれば楽しい。
低価格でありながら作り込まれたドット絵が非常に素晴らしく、テンポの良いストーリーが楽しく、小ネタも面白い。
ボリュームは値段相応なのでサクッとプレイできるのも◯。

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