PS4「カリギュラオーバードーズ」クリア記念ネタバレありプレイ感想

2018年5月28日月曜日

CaligulaOVERDOSEカリギュラオーバードーズ(カリギュラOD)攻略 ゲームプレイ感想

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とりあえずひと通りプレイしたと思うので、恒例のプレイ感想を記載しておきます。
・PS4版:Ver1.00~1.02時プレイ/トロフィーコンプリート済み
・Vita版(Ver1.01時)もプレイ済み。
Vita版の感想はVita「Caligula-カリギュラ-」ネタバレありクリア記念プレイ感想!に記載。

▼UE4により過剰強化された移植作?
2016年に発売されたVita版「カリギュラ」をアンリアルエンジン4によりPS4移植されたのが今作「カリギュラオーバードーズ」。
グラフィックが綺麗になっただけの単なる移植には留まらず、
・主人公「女」追加
・帰宅部2名/楽士2名の計4名の新キャラクター追加
・敵である楽士側の視点でプレイできる「楽士ルート」追加
・スティグマ/ステータスの調整
・戦闘バランスの調整
・難易度の追加
・オートバトル追加
・クリア後ボスとの再戦
・クリア後帰宅部・楽士混合PT編成の解禁
・ワールドリワードの変更
・UIの変更/調整
など、様々な要素が追加/調整されている(アップデートによる追加もあり)。

上記以外にも、因果系譜の親密度上昇に必要な会話回数が緩和されていたり、控えのPTメンバーにも経験値が入るようになっていたりなどといった調整もされており、Vita版よりも遊びやすくなっている。

PS4版Ver1.01まではマップが広いわりに通路が狭く敵とのエンカウントを避けづらいVita版Ver1.01時と似たような状況だったが、
PS4版Ver1.02より、敵とのレベル差でエンカウント無視できるようになったのは○。

▼楽士ルートというより楽士パート?
今作で追加された楽士ルートは、Vita版と同じ帰宅部ルートに楽士側の視点での話が追加されている形になるため、ルートというよりも部分的なシーン追加。
楽士ルートを選んでおけば終盤の選択肢で帰宅部ルートと同じエンディングを見ることができる上に、楽士ルートを選択しないと全キャラクターエピソードを完遂できないため、帰宅部ルートを選択するメリットがあまりない…(イベントが減るため短時間で周回できるといったメリットはある)。
というよりもルート分けしている意味があまりないような…。

▼ネタバレ:新キャラエピソードは琵琶坂関連
今回追加された新キャラクター4名。
弁護士でありながら様々な悪事に手を染めるサイコパス「琵琶坂」。
元アイドルで同じグループのメンバーが田所という男に暴行され(メンバーの子は後に自殺?)、男性恐怖症になった「彩声」。
琵琶坂が弁護したことで無罪になった田所が、琵琶坂に指示されて行った放火殺人で家族を失った「梔子」(琵琶坂に資産横領もされてる…)。
警察官でありながら覗きをしていたという負い目から目撃していた放火を証言できなかった「Stork」。
と、どれも新キャラ琵琶坂永至に関係のあるエピソードになっている。
琵琶坂は、これまでのキャラクターにはいなかった完全な悪人であり、彼のキャラクターエピソードを進めるだけでは解決することはできず、他のキャラクターエピソードを進めることで彼の悪事を暴くことができるようになっている。
この琵琶坂をどうするかによってシャドウナイフ/鼓太郎の生死が変わるといったルート分岐に大きな影響がある。
話自体は面白いのだが、世間の狭さを感じてしまう。

▼楽になったが面白さが減った戦闘
今作では、レベル差による命中補正が緩和され、特定のゲージを消費する代わりに100%命中し大ダメージを与えられるオーバードーズスキルの追加されたことにより、レベルが大きく離れた敵を相手にしても楽に倒せるように。
また、Vita版では攻撃の1hitごとに命中の判定があったが、PS4版では技ごとに命中の判定が行われるようになったため、1hit目を外すと技が終わるまで空振りし続けるように。
これにより、空中コンボを積極的に狙うVita版と比べると、やや大雑把な戦闘になった感はある。

▼その他気になった点
・因果系譜
大幅に緩和されたとはいえ、UIが少し不便なところもあり、やっぱり面倒なままの因果系譜。
500人以上も対象となるNPCがいるため、埋めようとするとなかなか大変…。
・ダンジョン
広さのわりに通路が狭いダンジョンが続くのが少々辛い。
Ver1.02でレベル差エンカウント無視が追加されたので大分よくなったが、敵が無視できない1周目は辛いところ。
・戦闘のテンポ
敵のガード率が妙に高いため、それの対策に雑魚戦相手でも未来視での確認をする必要があるので、テンポが悪く感じるところがある。
せっかく追加されたオート戦闘もなかなか使い所がない。
・全てが改善されたわけでもない?
色々と改善されているが、エントランスでセーブできなくなっていたり、UI周りで改悪されたところがなくもない。

▼総評
気になる点はあるものの、追加されたエピソードは面白く、全体的に見ればVita版よりも大幅に遊びやすくなったのは○。
ただ、個人的には戦闘がVitaのときより大雑把というかイマイチに感じたのは残念…。
Vita版もアップデートで改善されていったようなので、PS4版もアップデートで改善されていくだろう。

>カリギュラオーバードーズ攻略メニューページ

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