3DS「大逆転裁判-成歩堂龍ノ介の冒険-」クリア記念ネタバレありプレイ感想!

2015年7月10日金曜日

大逆転裁判-成歩堂龍ノ介の冒険-攻略

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クリアしたので恒例のネタバレありプレイ感想・・・。
全五話クリア済み
・逆転裁判シリーズはGBA版1~3、3DS版123成歩堂セレクションのみクリア済み
↑3DS版123の感想は上記リンクにて記載しています。

大逆転裁判は明治弁護士浪漫!?
今作の舞台は19世紀末の日本と倫敦(ロンドン)。
これまでの逆転裁判シリーズの成歩堂龍一のご先祖さま、成歩堂龍ノ介が主人公になっている。
大正ロマンという言葉があるが、今作は明治ロマンとでもいうのか、明治時代の雰囲気が特徴的な世界観。
キャラクターも学生服にマント、和服といった明治らしいものや、探偵服など特徴的な服装をしている。
過去の話ということもあり、歴代シリーズと関連するキーワードがでてきたりも。
亜双義の刀の名前が狩魔だったりなどなど。
また、シャーロック・ホームズやワトソンと言った有名探偵小説のキャラクターや、夏目漱石といった実在の人物なども逆裁らしくアレンジされて登場する。
今作では、綾里家などのようなオカルト要素はないものの、オーバーテクノロジー要素は多く見られる。

推理する探偵パート!
今作では、名探偵シャーロック・ホームズが登場することもあり、探偵パートで”推理”が追加された。
探偵パートでシャーロックを見つけて調べることで、推理をすることができる。
このシャーロック・ホームズが神出鬼没で、いつのまにかいることが多い。
ちょっぴりウォーリーを探せみたいで面白い。
推理自体はシャーロック・ホームズがまず”間違った”トンデモ推理をするのを聞いたあと、主人公が証拠品をつきつけたりして訂正し正しく推理をしていく。

法廷パートも新しい!
今作の法廷パートでは、証人を複数同時に相手にするように。
1人が証言しているときに、アヤシイ動きをした別の証人を問い詰めることで新しい証言がでるようになり、少し複雑化している。
また、陪審員制度も導入され、6人の陪審員の証言同士をぶつけ、ムジュンをつっこむといったことも。
1~3に比べると複雑化され、少し難しくなった感はあるが、サイコ・ロックなどが無くなった分遊びやすくなっている。

2Dアニメーションのような3Dグラフィックが凄い!
3Dでありながら2Dアニメーションのように動くのが特徴で、3DSとしては非常にクォリティの高いグラフィックになっている。
生き生きと動くキャラクターは◎。
2Dから3Dになって成功だったと言えるのではないだろうか。

システムも改善
システム面では、探偵パートで調べたものにチェックマークがつくようになったり、未読メッセージスキップやバックログなどが追加されたりと遊びやすくなっている。
また、一度クリアした話を始める場合、はじめから以外にいくつかの区切りから選択することが出来るようになったのも嬉しい。
ちなみにセーブ数は2つ。

大逆転裁判のここがダメ!
と、123以来のプレイで良かったと感じるところも多いのだが
気になる点も正直多い・・・。
・爽快感のないストーリー
1話では犯人の動機などが解明しない、2話と4話は事故のような事件で善人が犯人で、3話は本来有罪の人間を無罪にしてしまうという落ち。
123の感想でも書いたが、善人が犯人の落ちだとカタルシスが弱まる。
善人が犯人ではない事件でも”逆転”している感じがなく、正直どの話でもスッキリしない。
主人公が犯人扱いされる話が2話連続しているのも微妙に感じる。
また、逆転裁判の千尋のセルフオマージュか、2話で親友のアソウギが死んでしまうのも個人的には微妙に感じる。
これに加えて、下記理由もあって、爽快感はなくモヤモヤ感だけが残るようなストーリーになっている。
・続編ありき?DLCありき?なストーリー
爽快感がないもう一つの理由として、クリアしても解決されない伏線や謎が多いこと。
このせいで、もやもや感が一層増す。
全五話で各話で発生する事件自体は解決するのだが
伏線や謎は未解決なものが多く、続編もしくはDLCへありきなものに感じる。
残された伏線/謎まとめ
↑個人的に気になった伏線や謎などをまとめておいたので参考に。
・テンポが悪い/冗長
メッセージの表示が遅く、ボタンを押して次のメッセージが表示されきるまでに時間が掛かる。
これに加えて演出などもあってか全体的に冗長で、テンポの悪さが目立つ。
一応、メッセージ表示の問題だけなら上述した未読メッセージスキップとバックログを活用すれば素早くストーリーを進めることができる。
・あまり豹変しない証人・犯人
証人、犯人を追い詰めたときの動きが逆転裁判の魅力だとおもうのだが、
この点においては、第一話がピークで、それ以降どのキャラクターもあまり変化しない。
123に比べると、証人や犯人たちがあまり豹変しない。
これも犯人が善人だったり、有罪の人間を無罪にしたりといったストーリーの展開上の問題と言えなくもない。
豹変すればいいというものではないが、逆転裁判という感じがあまりしない。

総評:続編を待つのも手
グラフィックも大幅に進化し、豹変こそ控えめなもののキャラクター達の動きの楽しさは残っているし、従来の逆裁シリーズよりもシステム面で遊びやすくなった点は評価できる。
今回追加された推理も、これまでのサイコ・ロックなどに比べ、サクサクと進めることが出来る点も◎。
正直、逆転裁判らしい爽快感/逆転劇を求めると肩透かしを食らってしまうが、これまでの逆裁とは別物と割りきってしまえば問題ないのかも。

問題点は、残された伏線、未解決の謎が多い点。
各話の事件自体は解決しているのだが、モヤモヤする。
なので、続編がでてからプレイするのも手。
とはいえ、DLCの可能性もあるのが厳しいところ・・・。

個人的に、亜双義がいいキャラだったので死んでしまったのは勿体なかったと思う。
従来の逆裁シリーズで言えば千尋という前例があるものの、彼女は死んだ後も真宵に憑依し何度も登場できたが、大逆転裁判ではオカルト要素がないため、回想以外での再登場も厳しい。
亜双義に関する謎も残されているので、続編もしくはDLCでの登場するとは思うが…。

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