スカーレットネクサスを一通りプレイ。
久しぶりに感想でも記載しておきます。
アニメも放映中のようなので、今回の感想はストーリー関連のネタバレはなし。
テイルズオブヴェスペリアを開発したチーム(シナリオはテイルズオブアビスの実弥島巧氏)の最新作ということで、期待して購入。
PS4版Ver1.01~1.02時プレイ/トロフィーコンプリート済み。
超能力を題材にしたSFアクションRPG
今作スカーレットネクサスは、誰もが超能力「脳力」を使えるのが当たり前になった未来世界を舞台にした、いわゆるスチームパンクならぬ「ブレインパンク」な世界観のアクションRPG。
ストーリーを大雑把に言えば、ディストピアな世界の真相を暴くタイムトラベル物。
ということもあって、SF要素は強めな作品。
アクション:意外とターン制?
「念力」使いの男主人公ユイトor女主人公カサネがプレイヤーキャラで、武器による攻撃と、フィールド上にある車や電信柱など様々なオブジェクトを利用した念力攻撃を行うことができる。
ユイトは剣を使い地上戦が得意、カサネは小さな刃の飛び道具を使い空中戦が得意と、主人公によってアクションに少し違いがある。
主人公のLvが上がると、様々なスキルを習得でき、アクションも拡張されていく。
また、仲間との絆Lvが上がることでも、アクションが拡張される。
そのため、序盤は出来ることも少ないが、徐々に出来ることが増えていく。
仲間も、「発火」「透視」「複製」「透明化」など色々な脳力の使い手で構成されている。
SASというシステムで一時的に仲間の脳力を使うことができ、敵に合った適切な脳力を発動するのがこのゲームの肝になっている。
このSASを同時発動できるようになると、爽快感があって楽しくなる。
今作は敵が仰け反りにくい上に攻撃中に敵の攻撃を回避するのが中々難しいため、立ち回りが重要なゲームになっているが、SAS同時発動を使えば無理やり攻めることもできる。
回避やロックオンに少し癖があり、慣れるまでストレスに感じる部分はある。
敵が固く難易度は少し高めに感じる部分もあるが、SASや念力追撃や特殊オブジェクトなどプレイヤーに有利な要素も多く、アイテムなどもあるため、案外なんとかなるバランスにはなっている。
強力なSASや念力攻撃がゲージ依存な上に、攻撃を食らっても離れてアイテムで回復すればいいので、ある意味ターン制なアクションといえるかもしれない。
物が増えていくアジト
今作では、仲間との絆Lvを上げるのに、色々とプレゼントする必要がある。
プレゼントすると、拠点となるアジトの仲間のスペースに、プレゼントした物が設置される。
初めは机しかないが、最終的には物だらけに。
全キャラに全てのプレゼントを渡すと、アジトには物が溢れ、かなりごちゃごちゃした状態になる。
また、ただ設置されるだけでなく、そのプレゼントをちゃんと使ってくれる点がなかなか面白い。
例えば、ダンベルをプレゼントするとダンベルでトレーニングしたり、ドローンをプレゼントするとアジト内でドローンを飛ばしたりなど、プレゼントによって行動が追加される。
気になった点
主人公による違い
一応ユイト/カサネでアクションや使える仲間/SASなども違いがあるものの、最終3話はストーリーも使える仲間/SASもほぼ同じだったりする。
絆エピソード
絆エピソードという各キャラクターとのイベントがあるのだが、敵対して殺し合いをするような状況でも発生するため、かなり違和感がある。
クエスト
今作のクエストは、特定の条件で敵を倒すものが多い。
HP調整が必要な場面が多く、条件によってはゲージ管理や発動タイミングなど面倒なものがある。
ロックオン
ロックオンの仕様に少し癖がある。
ロックオンによる補正があまり強くない上に、スティックを入力している場合、スティックの方向が優先される。
おそらく露出した弱点を狙えるようにした仕様と思われるが、そのため他のアクションゲームのロックオンのような使い方がしづらい。
ただ、念力追撃はロックオンした敵に対して急接近して攻撃できるため、念力追撃から攻撃するようにするとあまり気にならない。
コンビネーションビジョン/アサルトビジョン
コンビネーションビジョンは任意で発動できるが、SASゲージを消費するため。
基本的にSAS優先になりがちなので、使いづらい。
アサルトビジョンは、確率で発生する呼びかけに応答することで発動するため、任意で発動できない。
どちらも、もう少し能動的に使いたかった。
脳駆動/脳内空間
一時的にプレイヤーキャラがパワーアップする「脳駆動」。
ゲージが溜まったら自動的に発動してしまい、任意のタイミングで発動できない。
これのせいで、一部のクエストが非常に面倒になっている。
一時的に念力による攻撃に特化したモードになる「脳内空間」。
こちらは任意で発動できるものの、発動時の演出が長く、オプションで演出カットも出来ない。
UI関連
NPCに話しかけづらい、プレゼントを連続で渡しづらいなど、一部UI面で不便な点がある。
クリア後要素
クリア後は、クエストが追加されるくらいで、追加ダンジョンやボスなどはない。
両ルートクリアしても、主人公の絆エピソードに変化がある程度?
総評
多少癖はあるものの、超能力を使ったアクションは面白い。
サクッとプレイできるので、世界観が好みならプレイして損はない。
ただし、男主人公と女主人公で2ルート分あるものの、やりこみ要素はあまりないため、ボリュームを求めると肩透かしを食らう。
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