PS4/Vita/Switch「ネルケと伝説の錬金術士たち~新たな大地のアトリエ~」クリア記念プレイ感想

2019年2月11日月曜日

ネルケと伝説の錬金術士たち~新たな大地のアトリエ~(ネルケのアトリエ)攻略

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トロフィーコンプリートも美術館コンプリートも出来たので、恒例のクリア記念の感想を記載しておきます。
・PS4版でプレイ/クリア済み/トロフィーコンプリート済み/実績コンプリート済み/美術館コンプリート済み。

▼アトリエシリーズ20周年記念作品は経営SLG?
今作は、アトリエシリーズ20周年記念作品ということもあり、「アトリエシリーズのナンバリングタイトル」のキャラクターが非常に多く登場するいわゆるお祭りゲームになっている。
しかし、従来のアトリエシリーズとは全くの別物!
今作のテーマは「街づくり×RPG」というものだが、街づくりを重視しており、ほとんど経営シミュレーションになっている。

今作の主人公ネルケには、年上の幼馴染のソルトを見つけるためにグランツヴァイトの樹と呼ばれる遺跡の調査という目標と、管理官として街を大きくするという目標の2つがある。
休日と平日を繰り返し、街づくりをしながら出される課題を達成していくことでストーリーが進んでいく。
主人公は管理官ということもあり、各キャラクターへの指示がメインのお仕事となっている。
休日には、各キャラクターと会話イベントを進めて友好度を上げたり、研究で街づくりに役立つアイテムやグランツヴァイトの樹の調査に役立つアイテムを開発したり、周囲にある調査地を探索し新たな素材や新たな調査地を解禁することができる。
平日は、街を開拓し建物を建設したり、各キャラクターに「アトリエで調合」「ショップで販売」「畑などで栽培」「調査地に派遣し採取」など仕事を依頼することができる。

1ターンで入手できる素材、作成できる調合アイテム、調合アイテムの売上数などを考え在庫管理し、ショップの売上や雇用/開拓/建築などの費用を考え黒字を目指して進めていくことになるため、1ターンで結構な時間がかかるようになる。
考えながら進めれば難しくはなく、バランスがいい。

一応マルチエンドになっていて、課題を最後まで進めた上で、研究の進み具合や最後の戦闘などでノーマル/グッド/トゥルーの3種類に分岐する。
また、特定のターンまでに課題を達成できなければバッドエンド。

▼RPG要素は薄い
今作は「街づくり×RPG」というテーマのわりにRPG要素が薄く、特にPS2以降のアトリエシリーズに慣れ親しんでいると物足りない感はある。
調査地の探索は自動で進み採取も自動で行ってくれるのは、ソシャゲっぽく感じる人もいるだろうが昔のアトリエシリーズっぽいといえばっぽい。

探索時に戦闘はあるが、非常に簡易的なものになっている。
マニュアル/セミオート/オートモードと3つのモードがあり、自動で戦闘を行うことができる。
ストーリークリアだけならレベルを上げてオートで進めるだけでも問題なく(低レベルで進めようとするとマニュアルのほうがいいが)、装備品がなかったりもするためRPG要素は非常に薄く感じた。

今作オリジナルキャラクター4人が「アタッカー」という役割でマニュアル時にコマンド入力可能だが、それ以外の戦闘に参加できるキャラクターは「サポーター」という役割でマニュアル/オートに関わらずほぼ自動的に行動する。
アタッカーはアイテムを使用でき、使用アイテムの作成数に応じてパッシブスキルが解禁されたり、使用アイテムの威力が強化されたりといった育成要素があり、最終的にはアタッカーのほうが強くなる。
サポーターにはLV位しか育成要素はない(イベントでステータスアップのパッシブスキル習得する程度)が、難しい物を調合をさせることでレベルを上げやすいため、レベル差でゴリ押ししやすいといった特徴がある。
ただ、サポーターの自動行動は無駄な行動もしがちなこともあり、少々不便なところが多い。

▼フリーズバグには遭遇しなかった!
アトリエシリーズではわりと恒例のフリーズバグだが、今回は多少変なバグがあるものの、フリーズなどをするようなバグは一度も遭遇することなく安定して遊ぶことができた。

▼お祭りゲームとして気になった点
アトリエシリーズのナンバリングタイトルから主人公が勢揃いし、イベント数はかなり多い。
ナンバリングタイトルからの登場キャラも100人以上と非常に多い。
…のだが、主人公と一部のキャラクターを除いてほとんどのキャラクターはイベントが登場時くらいしかない。
その上、戦闘に参加出来るキャラクターになると非常に少ない。

リリーのアトリエやイリスのアトリエシリーズなど登場人物が極端に少ない作品がいくつかある。
また、近年のものでも女性キャラは出てるのだが、男性キャラは「あいついないの!?」っていうキャラが多い気がする。
パッ思いついた限りでもタントリス、ソール、ハロル、マティアス、アルトが出ないのは個人的には意外。
古いものでもエリーのダグラスとか、リリーのゲルハルトとかが出てないのも意外かも…。

とはいえ、主人公たちのイベントはしっかりとあるので、大きな不満というわけでもない。
私は気にしませんが、フルボイスではないので声とか気にする人は気になるかも?

▼街づくり経営SLGとして気になった点
街が8つの区画に分かれていて、さらにその区内でいくつかの四角いエリアに分かれているため、大きな街づくりという感じがせず、小さな町を複数作ってる感があるのがちょっと気になった。
ストーリークリアまでは楽しめるのだが、クリア後に課題を気にせずに自由に街づくりできるようになったりするものの、トロフィーや実績が作業敵なものが多く少々飽きがくる。
また、クリア後に解禁される異界の門という連続戦闘できるおまけが正直つまらない…。

▼総評:お祭りゲーとしては物足りないが意外と遊べる経営SLG
RPG要素が薄く、従来のアトリエシリーズのお祭りゲーとして期待すると肩透かしを喰らうことになる。
…が、遊んでみると経営シミュレーションゲームとして意外と楽しむことができる。
ああでもないこうでもないと悩みながら、もう1ターン、もう1ターンとプレイし、気づくといつの間にか時間が過ぎていく。
今作のオリジナルキャラクターであるネルケとロータス、ミスティとクノスでロマンスを感じさせるストーリーがなかなか良かった。
お祭りゲーとしてではなく、単品で出したほうがよかったのでは…?という気がしなくもない。
とはいえ、歴代キャラクターのイベントを見ていると過去作をプレイしたくなるので、そういった意味ではいいお祭りゲーなのかもしれない。

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