アーランドシリーズは、各タイトルどれも移植やリメイクがされています。
今回は、その違いについてを紹介していきます。
ロロナのアトリエ・旧/新/3DS版の違い
ロロナのアトリエは、旧ロロナ、新ロロナ、新ロロナ3DS版、DX版の4種類と数が多いです。
ここでは、旧ロロナ、新ロロナ、新ロロナ3DSの違いについてを記載しておきます。
旧ロロナ
PS3にて2009年6月23日に発売されたロロナのアトリエ。
3Dキャラグラフィックは4頭身ほどにデフォルメされている。
戦闘はターンバトル制で、武器にスキルが付いていたり、MPがなくスキルはHP消費して行うといったアーランドシリーズ内でも珍しい仕様になっている。
発売初期はバグがとてつもなく多く、動作が非常に不安定でフリーズすることも多く、まともに遊ぶのが困難でした…。
新ロロナ
PS3/Vitaにて2013年11月21日に発売された新ロロナのアトリエ。
トトリのアトリエ、メルルのアトリエはVitaへの移植としてPlus版を発売していたが、ロロナのみPlus版は発売されず。
その変わり、バグが多かった旧ロロナの汚名返上するためにPlus版ではなく、大幅に改善したリメイク版として新ロロナが発売された。
トトリメルルのPlus版に比べ、非常に多くの追加要素とシステムの改善がされており非常に遊びやすくなりかなり面白くなった。
しかし、こちらも発売当初はバグがかなり多かった(特にVita版)ため、汚名返上出来たのか難しいところである…。
以下、新ロロナでの主な変更点や追加要素。
グラフィックの向上
3Dキャラグラフィックが大幅に改善され、イラストに近い頭身に変更された。
一部キャラクターのコスチューム変更もできるようになり、おまけでモデリング鑑賞なども追加されている。
システムの改善
一度見たイベントのメッセージがスキップできるように。
複数のED条件を満たした場合、選択できるようになるなど改善されている。
また、メルルのアトリエ後に発売されたこともあり、調合や戦闘のUIはメルルのような形に変更されている。
戦闘システムは大きく変更され、1ターンに各キャラ1回ずつ行動するターン制から、各キャラのスピードや行動などによって待機時間が変わるWT制に変更されている。
キャラがスキルを覚えるようになり、MPを消費してスキルを使える形に。
また、メルルのときにあったアイテムや必殺技なども追加されている。
戦闘バランスも大きく変わっているが、難易度が低めなのは変わっていない。
シナリオで出される王国依頼にも変更点があり、EDに関係する必須依頼以外の任意の依頼をこなすほどボーナスがもらえるように。
模様替えの追加
探索で便利な効果が発動するようになるアイテムをアトリエに設置できるように。
家庭菜園の追加
アトリエの前にある花壇に、種を植えて素材を採取できるように。
新シナリオ:延長戦の追加
クリア後のシナリオが追加。
タイムトラベル要素があり、未来から来訪者が訪れるため、続編のトトリのアトリエ/メルルのアトリエのネタを含んだシナリオになっている。
これにより新ボスや新ダンジョンに、新BGMやEDテーマも追加されている。
また、未来にいるキャラとアイテムを交換するタイムカプセルシステムも追加される。
PTキャラ追加
本編では師匠のアストリッドと受付嬢のエスティが追加。エスティは、イベントやEDが追加されている。
延長戦では弟子のトトリやメルルがPTキャラとして使えるように。
3DS版
3DSにて、2015年6月4日に発売された新ロロナのアトリエ。
移植ではなく、これもリメイク。
3DS版だけの追加要素もあるものの、PS3/Vita版から削除された要素もある。
バグは少なかったが、戦闘システムの変更やセーブ数の減少に伴い、やや遊びづらくなったところがある。
以下、3DS版での主な変更点や追加要素、削除された要素について。
アストリッドのアトリエ追加
3DS版のみの要素として、おまけモードとしてアストリッドのアトリエが追加されている。
本編や延長戦とは違った独立したモードで、アストリッドとステルクの2人だけ登場する本編より少し前のお話になっている。
ロロナの両親を救うのが目的で、期限内に生命の水を作成するとクリアになる。
レベルなどは成長済み、初期状態で強力なアイテムを持った状態でスタートし、各施設は使用できないといった特殊なルールで、いかに短い期間でクリアできるかを楽しむモードになっている。
グラフィックの変更
PS3/Vita版の新ロロナの頭身の高い3Dキャラから変更されて、旧ロロナよりもさらにデフォルメされて2頭身の3Dキャラに。
マップも省略され、いくつか簡略化されている。
戦闘システムの変更
戦闘画面にマス目のフィールド要素が追加され、これによりシミュレーションRPGのような移動や攻撃範囲といった要素が追加された。
これにより一部の単体攻撃が範囲攻撃になるといった変更もされている。
セーブ数の変更
PS3/Vita版のセーブ数は100個に対して、3DS版のセーブ数は本編延長線3個/アストリッドのアトリエ1個と少ない。
3DS版で削除された要素
必殺技のトドメ演出や、EDのスチル表示演出など一部の演出が削除されている。
オマケ要素としては、BGM変更ができなくなっている。
また、クリア後に見られた声優コメントも削除されている。
トトリのアトリエ・Plus版との違い
トトリのアトリエは、PS3版、Plus版(Vita版)、DX版(PS4/Switch版)がある。
ここでは、Plus版の変更点・追加要素を記載しておきます。
Plus版について
トトリのアトリエは、PS3にて2010年6月24日に発売された。
Vitaにて2012年11月29日に発売されたトトリのアトリエPlusは、PS3版に少しの追加要素とバランス調整を行った移植作になる。
トトリのPS3版はフリーズなどが少なく比較的安定していたのだが、Plus版発売初期はフリーズやエラーが多発して遊びづらかった…。
セーブポイントに近づくとエラー落ちなんて現象があったり…。
また、Plus版でロードが長くなった点も、遊びにくさを感じる要因の一つ。
以下、Plus版の変更点・追加要素。
PS3版DLCキャラ収録
PS3版でDLCとして配信されたツェツィ、イクセル、クーデリアはPlus版では最初から追加されている。
システムの改善
一度見たイベントのメッセージがスキップできるように。
おまけで、モデル鑑賞できるように。
コスチュームの追加
トトリにコスチュームが追加され、変更できるように。
また、このコスチュームのアイテムが追加され、調合できるように。
新採取地「オルトガラクセン」追加
新しい採取地オルトガラクセンが追加され、これにより新ボスや新アイテムや参考書なども追加されている。
これにより、トトリの最強武器聖なる神翼の杖も調合できるように。
戦闘バランス調整
ジーノくんやマークが強化され、ミミが少しだけ弱体化。
PS3版で強力だった聖なる力や時空の卵などが弱体。
逆に、力を奪う/魂を吸い取るなど一部の吸収系の特性が強化された。
また、品質101以上時の品質補正が高くなった。
メルルのアトリエ・Plus版の違い
メルルのアトリエは、PS3版、Plus版(Vita版)、DX版(PS4/Switch版)がある。
ここでは、Plus版の変更点・追加要素を記載しておきます。
Plus版について
メルルのアトリエは、PS3にて2011年6月23日に発売された。
Vitaにて2013年3月20日に発売されたメルルのアトリエPlusは、PS3版に少しの追加要素とバランス調整を行った移植作になる。
アーランドシリーズになり3作目ということもあってか、メルルのアトリエはPS3版/Plus版共に動作が安定していて、比較的フリーズやバグが少なめで遊びやすい。
以下、Plus版の変更点・追加要素。
新イベント/ED追加
PS3版で不評だった幼ロロナを元に戻すイベントが追加され、新たにロロナが元の姿に戻るEDも追加された。
また、アップデートで新ロロナのアトリエの延長戦へ続くシナリオと、延長戦後のシナリオが追加されている。
PS3版DLCキャラ/採取地収録
PS3版でDLCとして配信されていた、フアナ、ルーフェス、パメラが初めから追加されている。
また、強敵が出現し、強力な特性を入手できるDLC採取地マキナ領域も2周目から行けるように。
変異ボス追加
2周目以降に戦える通常ボスの色違いの強化版である変異ボスが4体追加。
コスチューム追加
新たなコスチュームが追加。
主人公のメルルだけでなく、トトリなど他のキャラも変更できる。
戦闘バランス調整
PS3版で強かったノックバック関連やステータス吸収関連が弱体化。
品質101以上時の品質補正の向上。
新素材の追加で全キャラに新たな最強武器が追加。
また、装備品や各キャラクターのステータス成長やスキルも大幅に調整されており、PS3版とPlus版でかなり違いがある。
アーランドDXについて
PS4/Switchにて、2018年9月20日に発売されたアーランドDX。
Steamでも2018年12月4日から発売予定。
新ロロナのアトリエ(PS3/Vita版)、トトリのアトリエPlus、メルルのアトリエPlusの移植となっている。
新しいシナリオの追加やゲームバランス調整などはされていないが、ロード時間大幅短縮、ダッシュ追加、戦闘早送りが追加されているため、非常に遊びやすくなっている。
私がプレイした限り(PS4版)だと、バグやフリーズは非常に少なくなっている点でも快適になっている。
また、メルルのアトリエDXのスタッフロールの最後にのみ、4作目であるルルアのアトリエを示唆する演出が追加されている。
ぼんやりしたルルアのシルエットとto be continueのメッセージが表示されるだけなので、大した追加要素ではないです。
まとめ
長々と書きましたが、今から始めるなら最近発売されたDX版が非常に快適なのでオススメです。
…が、いくらDX版で快適になったとはいえ、これといった追加要素はないので既に新やPlus版をプレイ済みの人がやり直すには辛いかも。
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