ダンジョンRPG×グルメ=漫画「ダンジョン飯」が面白い!ダンジョンRPG好きな人にオススメ!

2015年1月14日水曜日

雑記

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念願のダンジョン飯1巻を入手したぞー!
1月15日発売かと思ったら、既に本屋に並んでいたので早速購入してきました!

古くは美味しんぼやミスター味っ子など料理漫画ブームなんてものがありましたが
近年では孤独のグルメがネット上で人気になって以降、料理を食べることを題材にした漫画、いわゆるグルメ漫画ブームになっています。
近年登場したグルメ漫画は、甘々と稲妻、くーねるまるた、幸腹グラフィティ、だがしかし、高杉さんちのお弁当、マルさんのスナック、もぐささん、などなどグルメマンガと言っても多種多様、個性的な作品が多く生まれています。
今回紹介するグルメ漫画「ダンジョン飯」は、グルメ漫画の中でも異色!非常に個性的なものになっています。

妹を救うため?目指すはレッドドラゴン!
ストーリーは、地下深くに眠る黄金国へ続く迷宮最深部にいるレッドドラゴンを前に、主人公パーティが全滅寸前のところから始まる。
全滅寸前の理由は、「空腹」。
主人公ライオスの妹の魔法により、辛うじて迷宮から脱出することはできたものの、
荷物は最深部へ置き忘れてしまったため一文無しに、
さらにパーティメンバー2人が別のギルドへ移籍、
そして肝心の妹はレッドドラゴンのお腹の中。
一文無しパーティ2人抜けた窮地の状態で迷宮最深部にいるレッドドラゴンが妹を消化してしまう前に救い出さなければならない。
にも関わらず、一文無しパーティには装備を買う金も無ければ、食料を買うお金もない。
再び「空腹」でレッドドラゴンに負けないために、ダンジョンに出現する魔物を食べながら迷宮最深部を目指すというのが、ダンジョン飯の大雑把なあらすじになります。

架空のモンスターを調理し食べる異色なグルメギャグ漫画! 
ダンジョン飯の特徴は、上でも書いた通り、世界観がダンジョンRPG※のような世界である点。
※特にウィザードリィっぽいように思います。
そのため、食材は全て架空のモンスター。
歩き茸、大サソリ、スライム、人喰い植物(俗称)、バジリスク、マンドレイク、大蝙蝠、動く鎧といった様々なモンスターを調理していきます。
架空のモンスターでありながら、それぞれのモンスターの対処方法や調理方法などが詳しく記載されているのが非常に面白い。
レシピのってても作れねーよ!
個人的に、動く鎧は魔法ではなく軟体生物の群生という新しい解釈に、作者の着眼点の凄さを感じた。

キャラクター紹介
ライオス:人間
主人公。
職業はウィザードリィでいうところだと戦士だろうか。味方にセンシがいるので君主かもしれない。
剣の扱いに優れた青年。
魔物が好きすぎて、魔物の味を知りたくなったサイコパス。
魔物に対しての情熱が凄まじく、行動が暴走しがち。
妹がレッドドラゴンのお腹の中にいること忘れてるんじゃないかな・・・?と思うくらい、魔物に夢中。
ファリン:人間
主人公の妹。
職業はウィザードリィでいうところだと、地上に戻る魔法があることから僧侶と思われる。
作中でのセリフは兄さんばかり。
1話冒頭で兄を庇ってレッドドラゴンに飲み込まれることから兄思いの子だったに違いない。
センシによるとドラゴンは消化が遅いらしいので、うんこになる前に救出されるかな・・・。
チルチャック:ハーフフット
パーティの罠解除役。
職業は、鍵師。
ウィザードリィでいうところの盗賊。
小柄で耳が大きく、感覚が鋭いという特徴を持ったハーフフットという種族の青年。
見た目は子供っぽいが、パーティ内で一番の常識人枠っぽいところがある。
マルシル:エルフ
パーティでの魔法&アイテム鑑定&リアクション役。
職業は、魔法使い。
剣を鑑定するという話をしていることから、ウィザードリィでいうところだと司祭と思われる。
魔法に優れている反面、体を動かすことが苦手。
魔物の料理に対して嫌悪感を持っており、事あるごとに嫌がるリアクションをすることが多い。
少々頭が堅いところが見られ、それが原因で暴走することも。
センシ:ドワーフ?
パーティでの料理担当。
職業は、魔物料理研究家。ウィザードリィだとなんだろ・・・。名前の通り戦士?
迷宮内で、魔物食に興味をもった主人公一行に感動し、レッドドラゴンを調理するために仲間に。
10年以上※魔物食を研究していたというだけあって、彼にかかれば魔物が美味しい食材に。
ライオスと同様に、魔物食に対する情熱は凄まじく、時折狂気を感じる場面も。
ちなみに、センシはドワーフ語で探求者の意味をもつようだ。
※:チルチャック曰く、「そんな昔から迷宮あったっけ?」ということなので実際は不明。

総評
ダンジョンRPGをプレイしているときに多くの人が妄想するモンスターの料理を上手く漫画にしている作品なので、ダンジョンRPG好きな人に非常にオススメ。
ちなみに、単行本第一巻には7話まで収録されており、巻末には6Pおまけが乗っている。
おまけはモンスターよもやま話というもので、ミミックの話とデパ地下の話は残念ながら載っていない。

逆にダンジョン飯から、こういった作風のゲームをしたい!って思った人には
・ウィザードリィシリーズ(ダンジョンRPG)
・ドラゴンズクラウン(アクションRPG)
・世界樹の迷宮シリーズ(ダンジョンRPG)
あたりがオススメ。
ウィザードリィシリーズは魔物食などはないものの、ダンジョン飯の世界観に影響を与えた作品だと思われる。
ドラゴンズクラウンは、モンスターを食材とした料理もあり、世界観も近いので、ダンジョン飯の雰囲気を味わいやすい。
世界樹の迷宮シリーズはナンバリングによっては魔物食あり。ただ、世界観にSF要素ありなので少し世界観がずれるかも。

 

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