1周目クリアタイムは、人にもよるがチャレンジクエスト全部クリアで大体50時間～100時間ほどが目安かな。
2週目以降にチャレンジクエスト無視バッドエンドを目指す場合なら5時間もかからずクリアできる。
良かったところ
・会話が豊富
個人的に一番よかった点。
悪魔を仲魔に誘う従来のシリーズ通りの会話だけでなく、ムダ話やファンドなどさまざまな会話パターンが充実している。
ボスには仲魔に誘うスカウトは効かないものの、ムダ話やファンドは効くケースのほうが多いため、ついつい試したくなってしまう。
また、そのボスの反応が面白いのも◎。
戦闘の会話だけでなく、街にいる住人たちの会話も意外と細かいところも見逃せない。
時期によって、会話がかわることが多いため、イベントごとについつい確認してしまう。
例えば、繁華街のとある小部屋に入ると、イザボーが漫画を見つけるイベントでは、ある時期ではまだ見つけた巻まで読んでいないからという理由で読まないが、後半になってから訪れるとちょうど読みたかった巻だからということで、全巻読破するといった変化があり面白い。
・主人公＆仲魔育成
ウィスパーイベントにより、仲魔のスキルを主人公に習得させることができるため、仲魔の育成が主人公の育成にも繋がるようになったこと。
悪魔合体が従来のシリーズと大分かわったため、シリーズファンは初めは戸惑うかも。
しかし、慣れると未作成の仲魔が作りやすくなっていたり、スキル継承がやりやすくなっていたりといいとこばかり。
また、これまでの2身合体のようなものもあり、それでしか引き継げないスキルもあるため、シリーズファンが若干有利になっているのも嬉しいところ。
個人的に○×ゲームをしなくて済むようになったのが一番◎。
・一部の外部デザイナーによる悪魔デザイン
金子一馬氏以外のデザイナーが参加ということで、かなり不安だった点だが、ミノタウロスや必殺の霊的国防兵器などのデザインが凄いよかった。
シリーズファンでもここら辺のデザインには納得できるはず。
・シナリオ
逆さヒルズや天王洲あたりのシナリオがかなり衝撃的。
生贄に牛の被り物させて、あとでお相伴にあずかるて・・・、そういうことだよね・・・。
がくがく・・・。
・メッセージスキップ
Xボタンもしくは十字キー下を押すことでメッセージスキップできるのは周回プレイでお世話になる。
非常にありがたい。
・魔人戦
今回の魔人はⅢの時とはちょっと違い、真1・2のような特定の場所にて低確率で遭遇できる。
チャレンジクエストで必ずあえる魔人はさほど強くないが、特定の場所で低確率で出現する魔人は非常に強く、そう簡単には勝てない上に、本当になかなか遭遇できない。
懐かしいやりこみ要素である。
しかし、真1・2に比べると、どこでもセーブとロードができたりといろいろ快適になっているため、昔魔人戦に挑戦した人なら比較的楽に感じるかもしれない。
悪かった点
・序盤が運ゲー
序盤ははっきり言って運ゲー。
チュートリアルから死ぬレベル。
序盤は会話失敗したら、取り返しがつかなくなることも多いため、こまめにセーブしておこう。
・一部の外部デザイナーによる悪魔デザイン
いいところでも挙げたが、悪いところでもある。
特にルシファーや四大天使やマサカドなどシナリオにも深く関わってくる悪魔のデザインが、これまでのメガテンをプレイしていると受け入れ難いものがある。
また、個人的にメデューサは正直微妙・・・。
ただし、シリーズ未プレイの人には気にならない点ではあると思う。
・エストマの仕様
エネミーシンボルエンカウント自体は構わないのだが、街・ダンジョン内ではエストマをしても剣を振ってエネミーシンボルに当てないと効果がないというめんどくささが非常に×。
東京フィールドでのエストマ仕様ならよかったのだが・・・。
・東京マップがわかりにくい
地方民ゆえの苦しみか、位置関係がいまいちわかりづらい。
とはいえ、グーグルマップなどをつかえばなんとなく判ったりするので、そんなに苦労はしなかった。
・事故でしか作れない仲魔
英傑やコープスなど事故でしか作れない仲魔が多いが、ソウルハッカーズのコペルニクスのような任意で事故を起こすことも出来ないため（死んだ仲魔・ダーク系の仲魔を使うなど確率をあげることは出来る）、悪魔全書を埋めようと考えると非常に苦行になる。
私はもう英傑あきらめた・・・。
総評
これまでのナンバリングよりも遊びやすくなっていながらも、難易度は以前より難しくなっている絶妙なバランスは非常に評価できる。
序盤はやや運ゲーになりがちなのはちょっと残念ではあるが、そこを抜ければ非常にいい難易度のゲームである。
メガテン初心者の人は無理せず難易度を下げて楽しむのもあり。
メガテンシリーズファンなら、仲魔が3Dじゃないから嫌だって言う人以外は間違いなく楽しめる作品。
真・女神転生IV
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